abusesaffiliationarrow-downarrow-leftarrow-rightarrow-upattack-typeburgerchevron-downchevron-leftchevron-rightchevron-upClock iconclosedeletedevelopment-povertydiscriminationdollardownloademailenvironmentexternal-linkfacebookfiltergenderglobegroupshealthC4067174-3DD9-4B9E-AD64-284FDAAE6338@1xinformation-outlineinformationinstagraminvestment-trade-globalisationissueslabourlanguagesShapeCombined Shapeline, chart, up, arrow, graphLinkedInlocationmap-pinminusnewsorganisationotheroverviewpluspreviewArtboard 185profilerefreshIconnewssearchsecurityPathStock downStock steadyStock uptagticktooltiptwitteruniversalityweb

コンテンツは以下の言語で利用可能です: English, français, 简体中文, 繁體中文

記事

2023年10月9日

著者:
DIDIER MAKAL, ERIC CIBAMBA , Mongobay

コンゴ民主共和国:中国企業COMMUSのコバルト採掘事業によりコルウェジの住民数千人が居住地からの立ち退きを余儀なくされている疑い

[Kolwezi: Cobalt vein displaces thousands of inhabitants] 2023年10月9日

[英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]

コルウェジ市は、コンゴ民主共和国ルアラバ州の中心に位置し、コバルトの都と呼ばれる世界的コバルト産地である。そのコルウェジ市で現在、約400世帯からなるTshabula村の住民が立ち退きを迫られている。同市では2022年にジェカミン居住区の40%近くが採掘場となり、209世帯が退去させられ、物議を醸したばかりである。このとき立ち退きを拒否したアデラール・マコンガ氏はこの事件を象徴する人物となった。コンゴの法律では、立ち退きによる移転には長期にわたる手続きが必要とされるが、中国の鉱山企業COMMUS(Compagnie minière de Musonoie)はこの煩雑な手続きを省略し、現金補償のみに合意した。これに対し、マコンガはCOMMUSに「合法的な移転」を求め、退去を拒否し、自宅に留まったのだ。マコンガは2023年6月に自宅で亡くなったが、亡くなる1ヶ月前に「私はCOMMUSに多くを求めていない。私が望むのは、この土地と同程度の場所に再定住することだけだ」と地元のテレビ局に語った。

コンゴの法律では、立ち退きを求める企業が適切な移転先を準備することになっている。移転先の土地を用意し、元の家と同じ面積で同等の建物を建て、引越しをしなければならない。マコンガのように退去を迫られた住民にとって、住みやすいジェカミン居住区を離れるのは辛い選択だ。コルウェジはコンゴの南東部カタンガ州第2の都市であり、最も都市化の進んだ市のひとつである。特にジェカミン居住区は、コンゴでは珍しく水道や道路が整っており、電気も安定している。COMMUS側の弁護士によれば、同社は立ち退く住民に公正な補償を支払ったという。しかし、地元メディアWangu TVが抗議する住民を取材したところによると、各世帯に支払われたのは25,000米ドルで、家の購入や建設(40,000米ドル〜100,000米ドルが相場)にはまったく不十分な額であった。この補償金額については他の情報源による確認は取れていないが、COMMUS側の弁護士は、同社は土地、家屋、家具の資金を含めて1世帯あたり「平均80,000米ドル」を提示したとしている。

[...]

COMMUSと移転委員会は移転は問題なく進められているとしているが、退去を余儀なくされた人々の中には新しい生活環境に不満を抱く人も少なくない。たとえば、エドモンド・チャンサ(60歳)は、コルウェジ郊外のジョリ・シテに移転したが、この土地には基本的なインフラが欠けているという。

[...]

彼は、退去時に受け取った70,000米ドルで土地を購入し、家を建てたが、今も家の建設は終わっていない。