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日本:新国立競技場:団地取り壊し、高齢者に負担…迷走に戸惑い
新国立競技場の従来計画のデザイン募集が始まった12年夏、住民に移転の話が伝えられた。その頃は約230世帯が暮らしていたが、今は約135世帯。6割程度が高齢者だ。… 「環境が変わることは、年寄りにとって本当にマイナス」と柴崎さんはこぼす。近くの別の都営住宅への入居を希望するが、間取りは3DKから1DKになる。高齢のため利用している介護ベッドを新居に置いたら、部屋がいっぱいになる。現在もアパート取り壊しに反対する声はあるが、地元町会長の井上準一さん(69)は「希望を持って元気で移転しようと思っている」と言い切る。それでも一連の騒動で、競技場の足元で暮らしてきた住民の感情がかき乱されるのではないかと懸念する。「(競技場が)小さくなるんだったら、動かなくていいんじゃないかって思う人も出てくる。今になって何でという気持ちはありますよ」(原文より引用)