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日本:「妊娠も仕事も取るのは欲張り」と人事部長に言われた――マタハラ被害者が語る実態
… 小酒部さんは、会社がおかしいのではないかと疑問を抱き、「これはいったいどういう状態なんだ」と人事部長に思いをぶつけた。しかし、人事部長は、小酒部さんに対してこう言い放ったという。
「妊娠も仕事も両方取るのは、欲張り。わがまま」
「そんなに職場に戻りたいなら、妊娠は9割あきらめろ」
子どもが欲しかった小酒部さんは「退職せざるを得なかった」と語った。
●「法律はうちの職場では通用しない」と言われた
会見に出席したマタハラNetメンバーの宮下浩子さんは、妊娠したからといって解雇された経験がある。12年前、まだ「マタハラ」という言葉が使われていないころの出来事だ。
「納得ができず職場復帰を求めましたが、『お腹の子が死んだら、店に良い噂が立たない』『妊婦がいると、お客さんが気をつかうから雇えない』と上司に言われました。
インターネットで調べて、妊娠を理由に解雇することは違法だと知ったので、再度上司に復職を求めにいきました。
すると、『法がどうのこうの言ったって、その職場に合わせてできた法律ではない。その法律は、うちの職場では通用しないから』と言われました」…