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○ 気候変動問題は、地球的規模で世代を超えて社会・環境の安定性を脅かす深刻な問題であり、当社としても重要な課題であると認識しております。当社では、世界的な気候変動緩和の取組みの状況も踏まえ、気候変動問題に対する方針を見直し、２０５０年に当社グループのカーボンニュートラル化を目指すこととしています……

○ 一般炭鉱山開発事業については、現在の持分生産量を上限とし、かつ新規開発案件は取り組まない方針です……

○ 発電事業については、地域社会における経済や産業の発展に不可欠なエネルギーを安定的に供給すると共に、経営資源を再生可能エネルギー等、より環境負荷の低い発電ポートフォリオに継続的にシフトしてまいります……

○ 石炭火力発電事業については、新規の開発は行いません。但し、地域社会における経済や産業の発展に不可欠であり、国際的な気候変動緩和の取り組みや動向を踏まえた日本国およびホスト国の政策に整合する案件に限って、個別に判断いたします。

○ こうした案件開発を進めるにあたっては、例えばCCS/CCUと呼ばれる二酸化炭素の回収・貯留など、環境に配慮した最先端技術の導入を積極的に検討してまいります……

○ バイオマス発電は天候に左右されず２４時間安定して電力を供給できる再生可能エネルギーです。地域の再生可能エネルギーの普及・拡大に貢献すると共に、地域経済の活性化に資するものと考えております。燃料源の安定的な調達確保が出来、地域の理解を得られる案件であれば、引き続き取り組んで参りたいと考えております。

〇また、バイオマス燃料で使用する木質ペレットは森林認証他を取得した燃料を使用しています……

〇当社は、合法性・持続可能性ある木材から製造されたことを取引先に確認した上でバイオマス燃料の購入をしており、バイオマス燃料の主要な輸入業者として重要な役割を果たしています。その過程では、購入する原料が持続可能性に配慮した認証を取得したものであることの確認はもちろんのこと、FSC®（※1）、PEFC（※2）、SBP（※3）のCoC（※4）認証を取得し、流通過程における適切な管理も行っております……

尚、当社は従来より、パーム油を燃料として取り扱っておらず、今後も取り扱う予定はございません。

世界が化石燃料から再生エネルギーへと移行する中で、バイオマスは重要な技術であると考えています。Mighty Earthの指摘について、当社は、社内横断のワーキンググループを組織するのみならず、資源エネルギー庁などの所轄官庁、バイオマス燃料の消費者である発電事業者、バイオマス燃料の生産者、各種分析や審査を行う認証業者等、バイオマス燃料に関連する取引先と広く意見交換を行いながらバイオマス事業に取り組んでおります。今後も、バイオマス業界の透明性とトレーサビリティの確保のために尽力し、低炭素社会の実現に向けて貢献してまいります。