[ Shein factory employees are working 18-hour days for pennies per garment and washing their hair on lunch breaks because they have so little time off, new report finds] 2022年10月16日

[ 英文和訳：ビジネスと人権リソースセンター]

ファストファッション企業のSheinは非常に安い価格で衣服を販売しているが、そのビジネスモデルを維持するための人的コストが最新の潜入調査で明らかになった。

イギリスのチャンネル4と新聞 i （アイ）紙が行った潜入調査により、Sheinに衣類を納品している中国工場の労働者が休めるのは月にわずか1日で、週末に休みがなく、1日18時間働くことも頻繁にあるという現状が判明した。

この潜入調査では、偽名を使った女性が2つの工場で仕事を得て、そこで働く様子を密かに撮影した。その映像は 「Untold: Inside the Shein Machine （明かされない事実：Sheinマシーンの内部）」というタイトルで、チャンネル 4のオンデマンド・チャンネル (All4) で配信される。

ある労働者は動画内で「ここには日曜日なんて存在しない」とコメントし、彼らは週7日間働いていると語った。

調査によると、ある工場での労働者の基本給は月に4000元（556ドル相当）で1日に少なくとも500着を作るが、初月給は差し押されられたという。労働者の多くは1着あたり0.14元、つまりわずか2セントの報酬を得るために長時間労働に従事している。[...]

コメントを求められたSheinはInsiderに対して、調査で明かされた内容は「非常に深刻」であり、「すべてのSheinサプライヤーが同意した行動規範に違反している 」と述べた。

Shineは、サプライヤーの行動規範は「国際労働機関の条約と、労働慣行・条件を含む現地の法律や規制に基づいている」とし、「サプライヤーの工場では抜き打ち監査が行われている」と語った。

続けて、「これらの規範に違反した場合は速やかに対処するとともに、当社が定める基準を遵守しないパートナーシップに対しては契約を打ち切る」とし、「我々が調査を行えるよう、チャンネル4には詳細な情報提供を要求している」と述べた。[...]