日本:JOCが東京大会期間中に選手のSNSアカウントをパトロールへ ヘイト投稿から選手を守るため
[Japan Olympic body to patrol hateful online posts during Tokyo Games] 2021年6月30日
[ 英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター ]
来月から開催される東京大会において、日本オリンピック委員会(JOC)がヘイト・コメントから選手を守るために、選手のソーシャルメディアアカウントをパトロールする特別チームを設置する予定であると、関係者が火曜日(6月29日)に語った。
実現すれば、JOCが日本のオリンピック選手のためにこのようなチームを作るのは初めてのこととなる。このチームは、ネット上のコメントが特に悪質であると判断された場合には、捜査当局に相談することも想定している。
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東京オリンピックは、新型コロナウイルスに対する懸念が根強いため、日本ではあまり支持されていない。医療専門家の中には、オリンピック・パラリンピックの開催がコロナ感染者の急増を引き起こす可能性があると、率直に批判する人もいる。
JOCの山下泰裕会長は月曜日(6月28日)の記者会見で、オリンピックに出場することを選んだ選手を日本国民が批判しないよう呼びかけた。
昨年の夏季大会は、新型コロナウイルス感染拡大のために延期された。共同通信社が最近行った全国的な世論調査によると、日本では約86%の人が、今夏の大会が開催された場合、コロナ感染者が再増加することを懸念している。