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記事

2024年11月16日

著者:
Mainichi Shimbun

日本:キンギン・エクスプロレーション社による金山の再開発の中止を求める署名678筆が提出される

[「川に鉱毒が…」「ロマンだよ」 外資の金山開発に揺れる地元] 2024年11月16日

[記事の紹介文:ビジネスと人権リソースセンター]

北海道黒松内町で、オーストラリアの探鉱企業、キンギン・エクスプロレーション社が金山の再開発計画に関する住民説明会を開催した。では事業に反対する声が相次いだ。

説明会では、環境影響を不安視する町民から厳しい指摘と質問を受けた。採掘により有害物質が流出する鉱毒被害を懸念する一部の住民は事業中止を求める一方、新鉱脈の発見による地域の活性化を期待する声もある。

開発を中止させるよう求める署名678筆が町議会議長に提出された。岩沢史朗町議は「(有害物質を含む)坑廃水は土壌汚染の最大の要因で、鉱山からはそういうものが出てくる。きれいな水と空気を残していきたい」と述べている。

国内で金山開発を進める他の外資4社は、住民説明会には積極的でなく、開発における事業者、住民、自治体の合意形成への道は見えていない。