米国:司法・規制当局がルイジアナ州の「がん通り」での石油化学プロジェクト2件を差し止め
[The win for activists in two halted chemical plants — by the numbers] 2022年9月22日
[ 英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
今週、ルイジアナ州では、環境正義運動が2つの石油化学工場の計画を阻止し、重要な勝利を収めた。
この石油化学コンビナートは、ルイジアナ州の「キャンサー・アレイ(ガン通り)」として知られるセント・ジェームズ・パリッシュに建設される予定だった。
[...]これらのプロジェクトのうち、フォルモサ・プラスティック社とサウス・ルイジアナ・メタノール社の2つは棚上げにされた。ルイジアナ州第19司法管区裁判所は、フォルモサ・プラスチックス社に大気汚染許可を出したルイジアナ州環境品質局の決定を覆した。また、LDEQは、サウス・ルイジアナ・メタノールが決められた時間内に許可証を修正することができなかったと発表した。
[...]1360万トン。これは、フォルモサ・プラスティック社が毎年排出するはずだった温室効果ガスの量である。ロードアイランド州環境管理局によると、これは石炭発電所3.5基分に相当し、ロードアイランド州や同州の二酸化炭素排出量よりも多い。
[...] 米国国勢調査局によると、ウェルカム・アンド・セントジェームスの国勢調査区では、そこに住む2,000人以上の住民の87%以上が「黒人またはアフリカ系アメリカ人」であると回答している。この地区は、フォルモサ・プラスチックスの計画で最も影響を受けることになる地区である。
[...] フォルモサ社の地域・政府関係担当ディレクター、ジャニール・パークス氏は、ホワイト判事の結論に「謹んで同意しない」と電子メールで述べた。パークス氏は、LDEQが発行した許可証は「健全なもの」であり、LDEQは「環境を保護する義務を適切に果たしている」と述べた。
パークス氏は、同社は「あらゆる法的手段を検討するつもりである」と述べた。