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記事

2022年9月4日

著者:
Amanda Shendruk, Quartz

米国:H&M、グリーンウォッシュを巡る集団訴訟に直面 「サステナブル」衣料品ラインのマーケティングが誤解を招く虚偽の内容であるとの疑い

[H&M is facing a class-action lawsuit over its wrong environmental scores] 2022年8月4日

[ 英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]

[...]H&Mがサステナビリティに関して誤解を招く虚偽の内容でマーケティングを行ったとして訴えられている。[...]提起された集団訴訟の訴状によると、H&Mの広告が「同社製品の環境特性に関して意図的に消費者を欺く内容である」という。

訴訟(pdf)は、ニューヨーク州の市民で「Conscious Choice」というコンセプトで販売されているH&Mの製品数点を購入したChelsea Commodore氏がニューヨーク州の連邦地裁に提起した。H&Mのマーケティング資料によると、これらの製品は「50%以上サステナブルな素材」で作られているとされている。

Commodore氏は、H&Mが「製品の性質について不正確な情報を伝え、真にサステナブルで環境に優しい衣服を購入しているものと信じてプレミアム価格を支払う消費者を食い物にしている」と訴えている。

H&Mの担当者は、Commodore氏の訴えを社として深刻に受け止め、「詳細について徹底的に調べる」と話している。また、訴訟については現時点でこれ以上のコメントは控えるとした。

6月に米誌Quartzが公表したある調査結果によると、H&Mが自社の衣服について顧客に提示している環境スコアカードの内容が誤解を招くものであり、大半において全くの間違いであることが分かった。このスコアカードは、例えば一着の服に使われている素材を作るために必要な水の量や化石燃料といった点について、購入した製品の環境負荷を比較する手段を顧客に提供することを意図したものだった。

Quartzの報告は、スコアカードで環境に良いとされていた衣服の半数以上が、実際にはH&Mの同等の他製品と比べて決してサステナブルではなかったと伝えている。全く誤った情報が表示されているケースもあったという。これらのスコアカードは現在、H&Mのウェブサイトすべてから削除されている。

Quartzの調査結果はCommodore氏の訴えを裏付けており、これ以外にもH&Mがグリーンウォッシュを働いている疑惑を示唆している。また今回の訴訟では、H&Mの「Conscious Choice」製品のサステナブルな素材に関する同社の訴求内容に異論が唱えられ、同社のリサイクルの取り組みも誤解につながると訴えられている。

文書には「H&Mによる広範にわたるグリーンウォッシュ広告により、分別のある消費者は同社の製品はサステナブルであると考えるはずである」とあり、H&Mの行為は「ニューヨーク一般事業法(New York General Business Law)」の違反にあたると主張している。[...]