イタリア:農場で休日なし連日10時間以上の「奴隷状態」で労働を強いられていたインド人33名が警察によって解放される
[農場で「奴隷状態」のインド人労働者33人を解放 イタリア] 2024年7月17日
ローマ(CNN) イタリア財務警察は17日までに、同国北部ベローナ近郊の農場で「奴隷状態」に置かれていたインド人労働者33人が解放されたことを明らかにした。
警察の発表によると、このグループは休日なしで連日10時間以上の労働を強いられていた。賃金は時給4ドル(約630円)ほどで、その支払いさえ滞ることがあったという。
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警察の報道官によれば、労働者らはインド人の「あっせん業者」に合法的な就労を約束されてイタリアへ渡った。渡航費用や、偽の季節労働許可証の取得費として、1人1万7000ユーロ(約290万円)を支払っていた。多くの労働者はさらに、常用雇用の労働許可証を取るためとして1万3000ユーロを請求されたという。
元締めの容疑者は労働者らの口を封じて服従させるため、イタリア到着直後にパスポートを取り上げて老朽化した宿舎に閉じ込めた。外出は厳禁とし、抵抗すれば体罰を与えると脅して、実際に行使することもあった。
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イタリアでは自国民を含む「闇労働」が全労働者の11%以上を占め、農業部門を中心に人身売買の横行が問題になっている。
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