ミャンマー:アディダスのサプライヤー工場で1500人超の労働者が賃上げ、組合の承認、労働条件の改善を求めて抗議;企業見解を含む
2022年10月、Pou Chen Myanmar工場で働く1500人を超える労働者が、生活費の増加を理由に賃上げを求めて抗議活動を行ったことが報じられた。労働者らは、当該工場において労働者による組合の結成と組合を通じた交渉の承認、工場の飲料水を含む労働条件の改善、労働者の車両や車両を所有していない労働者の輸送設備の安全な管理、言葉によって労働者を虐待する監督者への処罰なども併せて要求した。
また、今回の抗議活動の後、当該工場で働く労働組合の指導者39名が解雇されたことも報じられている。
2022年10月、ビジネスと人権リソースセンターはアディダスに本件に対する回答を求めた。同社は、サプライヤーの行為の合法性を調査中であるとし、Pou Chenに解雇された労働者を直ちに復職させるよう求めたと回答した。
2023 年1月2日、26 名の解雇された労働者は工場から復職の申出を受けた。しかし、工場の申出は不当で一方的であるとされたため、そのうちの17人が申出を拒否した。別の9人は補償金を受け取ってから辞職した。
2023 年1月、ビジネスと人権リソースセンターはアディダスに対し、このケースの新しい展開に対応するよう要請した。同社の回答全文は以下より閲覧可能。
#WhatsHappeninginMyanmar Garment workers at @adidas supplier factory Myanmar #PouChen are on Day 3 of their protest against low wages & union-busting. 1500+ workers have joined and more are joining everyday. ✊️
— Asia Floor Wage Alliance (@asia_floorwage) October 28, 2022
Other demands include... 1/3 pic.twitter.com/d186DDv2D8
ミャンマー:縫製工場労働者に対する人権侵害疑惑の追跡調査
2021年2月1日、ミャンマー国軍が不法に政権を掌握しました。ビジネスと人権リソースセンターは、ミャンマー国内外のパートナーや提携先との協力体制のもと、国内で衣料品製造業の労働者に対する労働・人権侵害が軍事政権発足以降大幅に増加していることをモニタリングしています。