韓国:与党と政府、労働法適用外の労働弱者を支援する法律を制定する計画を発表
"Snowstorm Pushes South Korean Delivery Workers Into Risky Conditions Amid Pay Incentives" 2024年11月28日
[非公式英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
[...] 大吹雪がソウル首都圏を覆い尽くし、多くの配達員は安全な場所に留まるか、より高い賃金を得るかという難しい決断を迫られた。
仁川(インチョン)の配達員A氏は当初、健康診断のために休みを取る予定だった。しかし、通常1回1,000ウォンの配達料が6,000ウォンに跳ね上がったことで、彼は考え直したという。「外は危険だけど、こんな日に休めるわけがない」と彼は取材に応じた。
[...]
危険な道路状況にもかかわらず、高額な配達料に釣られた多くの配達員が雪道に立ち向かった。
事故は不可避だった。水原(スウォン)では、配達員のカン・ジュン氏が凍結した道路で滑り、足首を負傷した。カン氏は、3時間以内に8件の配達を完了すると3万ウォンの追加報酬を貰えるという配達プラットフォームのキャンペーンに惹かれたのだ。
[...]
擁護者たちは、制度上の問題が危険性を増大させていると言う。韓国労働組合総連盟傘下のライダーユニオン代表グ・ギョヒョン氏は、プラットフォームの基本配達料が低額であることを批判した。[...]
これに対し、韓国の与党と政府は11月26日に「労働弱者支援と保護のための法律」を制定する計画を発表した。この法律案は、従来の労働法から除外されていたフリーランサー、ギグワーカー、労働者数5人未満の中小企業の従業員の保護を目的としている。[...]
この法案は、ギグワーカーが抱える問題に対する社会的認識の高まりを反映したものであるが、労働擁護者たちは同法案が不十分であると主張している。[...]