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月刊ニュースレター2024年6月号
ビジネスと人権リソースセンターは日本にフォーカスした月刊バイリンガルメールマガジンを発行しています。
【6月の注目ニュース】
- 日本:88名の特定技能実習生、菓子メーカー・シャトレーゼで勤務開始が遅れ、2ヶ月半給与が支払われていなかった疑い;企業コメントを含む
- シャトレーゼで、特定技能の外国人労働者88人の勤務開始が、工場の都合で遅れました。待機の状態となっていた2か月間半給与が支払われていなかったと報道されています。
- シャトレーゼは技能実習の受け入れプロセス全般を見直すと取材に対して述べました。
- 英国:ファッションブランドのブーフー、サプライヤー工場の労働者の権利侵害が報じられ、投資家から訴えられる;企業コメントを含む
- ブーフーは、サプライヤーが労働者を虐待しているという報道により2020年に株価が急落し、英国で投資家から訴訟を起こされました。
- 投資家らは、ブーフーが虚偽または誤解を招くような発言をし、この件に関する資料を市場に開示しなかった、または開示を遅らせたことによる損害賠償を求めています。
- この訴訟を担当している法律事務所は、環境、社会、ガバナンス(ESG)の責任を果たせず、投資家に多大な損害を与えた企業の顕著な例として、企業統治と情報開示におけるESG要因の役割を試す画期的な訴訟だと述べています。