ストーリー
2022年カタールW杯:FIFA、ノルウェーサッカー協会の要請を受けて人権侵害の救済策を協議へ
FIFAは今年3月に開催される年次総会で、ワールドカップに関連する移民労働者の死亡を含む人権侵害について議論することに合意した。ノルウェーサッカー協会はFIFAに対して、今回の人権侵害行為と今後の大会に関する公式見解を要請した。
これに対し、アムネスティ・インターナショナルは、FIFAメンバーであるノルウェーサッカー協会の介入を歓迎しつつも、これまでに移民労働者の救済を約束しなかったFIFAの姿勢を批判した。アムネスティ・インターナショナルUKの経済担当ディレクター、ピーター・フランケンタル氏は、イングランドとウェールズのサッカー協会に対して、FIFAを説得して包括的な労働者救済計画に資金を提供するよう訴えている。
2022年ワールドカップに向け、カタールの多くの移民労働者が虐待を受けたことに対する補償をまだ受けていない中、FIFA会員が次期大会の議題として救済策を議論するよう組織に求めていることは心強いことだ。 サッカー協会、選手、スポンサーの間で懸念が広がっているにもかかわらず、FIFAは、カタールでの大会開催に関連して、賃金の窃盗、違法な斡旋料料、負傷、さらには死亡に苦しんだ移民労働者に、その苦しみを補償することを約束することがまだできないでいる。Steve Cockburn アムネスティ・インターナショナル 経済・社会正義担当