UAE:最新の労働者用住居調査で、換気、可燃性物質、衛生の管理欠如を含む352件の違反が見つかり、企業に罰金処分が下される
[UAE records 352 violations at labour accommodations in 3 weeks] 2024年9月4日
[非公式英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
アラブ首長国連邦(UAE)全土において約150万人の労働者が労働者用住居で暮らしていることが当局によって判明した。人的資源・自国民化省(MoHRE)によると、同省の電子労働者用住居システムには1,800社以上が登録されている。
労働者のための居住施設に対する最新の調査において同省は、換気や空調の不備、可燃性物質に対する安全な環境の欠如、衛生要件の不履行、居住施設の一般的な清潔さの問題など、352件の違反を指摘した。
5月20日から6月7日にかけて行われた調査の結果、いくつかの違反企業には警告が出され、他の企業には罰金が科せられた。また、最長1か月の猶予が与えられた企業もあった。
労働者用住居には、清潔で冷たい水の継続的な供給、寝室と洗面所の備品提供が義務付けられている。調査員は、換気、空調、衛生サービスが利用可能であること、労働者一人当たり少なくとも3平方メートルの空間の提供の義務付けられている。
調査員はまた、労働者用住居が健康、快適さ、清潔さの基準に適合していることを確認し、安全順守事項と建物・立地の居住適性を評価する。また、建物や設備には環境・公衆衛生に悪影響を与えない材質が使用されていることを保証しなければならない。