イスラエル/パレスチナ:ベン&ジェリーズ、取締役会が即時かつ恒久的な停戦を呼びかける;企業コメントを含む
[Ben & Jerry's board calls for immediate Gaza ceasefire] 2024年1月17日
[英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
米アイスクリームメーカーのベン&ジェリーズの取締役会は、「平和はブランドの中核的価値観である」と強調し、 ガザ地区での恒久的な停戦を要求した。
ベン&ジェリーズの取締役会会長であるアヌラーダ・ミタル氏はフィナンシャル・タイムズ紙の取材に対し、今回の動きを他の世界的問題に対する同社の姿勢と比較し、緊急に行動を起こすよう呼び掛けた。
「イラクからウクライナに至るまで、(同社は)一貫してこれらの原則を守ってきた。今日においても、例外なく平和と即時かつ恒久的な停戦を求めている。」とミタル氏は語った。
「何百万人もの人々が世界中で行進しているのに、企業社会が沈黙しているのは驚くべきことだ。」
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この動きは、占領下のヨルダン川西岸地区でベン&ジェリーズのアイスクリームの販売を停止しようとした以前の試みに続く、これまでの親パレスチナな活動と一致している。この動きは親会社ユニリーバとの衝突を引き起こした。
ガザ地区での停戦を求める同社取締役会の呼びかけは、ユニリーバとの緊張がさらに高まる危険性があるが、ベン&ジェリーズはその後、別の声明を発表している。
「ベン&ジェリーズの独立した取締役会がガザの平和と停戦を支持する声明を発表したことは承知している」「この声明は独立した取締役会によるものであり、現時点で当社から追加のコメントはない。ベン&ジェリーズには平和と平和構築を支援してきた長い歴史がある」と広報担当者は声明で述べた。