カンボジア:海外就労のための違法な人材募集を防止するため、労働・職業訓練省が認可された人材派遣会社のリストを公開
[Labour ministry lists approved foreign employment agencies] 2025年3月6日
[非公式英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
約200の企業が、カンボジア人労働者を海外4カ国に派遣し、採用、訓練する権限を与えられている。この枠組み外で活動する人材派遣会社は違法とみなされ、法的措置の対象となる。
カンボジア労働・職業訓練省は、[...] 登録について国民に知らせる通知を発表した。
認可を受けた人材派遣会社の拠点は日本が最多数で、109社となっている。次いでタイが77社、シンガポールが4社、香港が1社となっている。
これらの国で就職を希望するカンボジア国民は、 www.mlvt.gov.khで認可を受けた人材派遣会社の公式リストを確認できる。
さらに、「MLVTサービス」アプリやプノンペン各地の主要な公共の場所に設置されている省の移動式公共サービスキオスクを通じて、派遣会社を選択したり、求人情報を登録したりすることもできる。
同省は「公式のリストに掲載されていない民間の派遣会社は違法とみなされる」と述べ、国民に対し、そのような代理店を見つけたら、ホットラインなどに電話し、直ちに通報するよう呼びかけた。
同省はまた、国民に害を及ぼす可能性のある誤報を防ぐため、海外での人材募集サービスを宣伝したいラジオ局を含むすべてのメディアに対し、まず同省の労働局から承認を得なければならないと義務付けた。
[…] 海外で働くカンボジア人の数は、2023年の約135万人から2024年には138万人に増加した。これにより、送金額は2023年の29億4,000万ドルから2024年には29億5,000万ドルに増加した。
2024年末現在、カンボジア国内の登録済み大企業に雇用されている労働者の総数は180万人に達している。彼らは合計で年間56億ドルの賃金を受け取っていると推定される。
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