バングラディシュ:H&MとInditexのサプライヤーは、COVID-19の影響で3,000人の縫製労働者を解雇、組合をつぶしたとして非難(企業の回答あり)
[日本語翻訳記事提供: 経済人コー円卓会議日本委員会]
2020年6月、バングラディシュのガジプールで、Windy Groupに属するSaybolt、Tanaz Fashion、Windy Wet & Dry Processの各工場において、COVID-19の最中の組合つぶしの一環として、3,000人の衣料関係労働者が解雇されたと伝えられています。メディアの報道や労働者によれば、Windy Groupは合計8つの工場を所有しており、H&MとZara(Inditex)に供給しています。
Windy Groupの労働者のための労働組合は、3つの工場の労働者が組合を結成しようとするたびに却下されてきた、と主張しています。NGWF(1984年にバングラディシュで登録された全国的な衣料労働者の労働組合連盟)の会長であるAmirul Haque Amin氏は次のように述べています。「Windy Groupの8つのうち3つの工場を対象とし、これらの工場の労働者3,000人を削減するのは意図的であり、労働組合つぶしに等しいです。」
解雇された労働者たちは、Windy Groupの工場敷地内で、復職を求めてハンガーストライキなどの抗議行動を行っています。
Business & Human Rights Resource Centerは、H&MとInditexに、Windy Groupの工場からの3,000人の衣料関係労働者の解雇を含む、Windy Groupの組合つぶしに関する申し立てに対し、対応するよう要請しました。
回答は以下の通りです。