バングラデシュ:5年の時を経てラナプラザの殺人の裁判が再開
[Bangladesh: Trial over Rana Plaza factory collapse resumes after five years] 2022年2月2日
[ 英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
5年におよぶ控訴と訴訟ホールドを経て、縫製工場崩壊に関連する殺人罪の裁判がバングラデシュで再開されたことが裁判関係者への取材で明らかになった [...]
ラナプラザの惨事を引き起こした疑いで、2016年にはビルの所有者ソヘル・ラナとその両親、工場幹部を含む41名が殺人罪で起訴された。
被告らは、構造上の問題があると分かっていながら、建築基準を認可して8階建てのビルの中で従業員を働かせたとして起訴された。しかし、一部の被告が起訴内容を不服として裁判所への申し立て試みたため、裁判は5年以上保留されていた。
今週に入って裁判官が当初の被告36名に対する裁判の再開を命じた。起訴後3名が死亡、起訴内容を不服とする被告2名の裁判については別途検討されることになっている。
「我々は、できるだけ早くこの裁判の決着をつけたいと思っています。すでにあまりにも長い時間を無駄にしてきました」と主任検察官のシェイク・ヘマエット・ホセイン氏はAFPの取材に答えた。「ラナプラザのビルには、[建設]計画は一切ありませんでした。機械が動けばビルが揺れる状態だったのです。事故当日、ビルを所有するソヘル・ラナは、雇いの用心棒を使って強制的に労働者を働きに行かせていました。」
[...]