[日本語翻訳記事提供: 経済人コー円卓会議日本委員会]

「パプアの対処されない傷跡」2019年12月12日

POSCO Internationalは、2011年にパーム油プランテーション会社PT. BIAを買収し、PT. BIAの支配的オーナーになりました。34,195ヘクタールのコンセッションエリアとCPO工場、さらに建設中の別のCPO工場を所有するPT BIAの活動は、森林、河川、および森林と河川を生活の一部としている先住民に負の影響を及ぼしています。

PT BIAのプランテーションの開発に関して、FPIC(Free, Prior and Informed Consent)は　　実施されませんでした。たとえば、地区Aの使用権を取得する際に、PT BIAは関係者を特定できませんでした。問題となっている土地の慣習的な所有権を持っていない、間違った一派に補償が支払われたとされています。慣習や伝統に基づいたミュニティからの同意は得られていませんでした。これはFPICに反する行為です。先住民族は、コンセッションエリアに対する土地使用権の移転の意味を完全に理解していないことも報告されており、「インフォームドコンセント」ではなかったことを示しています。このように、PT BIAが、プランテーションの開発中の土地取得に関して、FPICを実施していなかったのは明らかです。

PT BIAプランテーションの開発後、地域住民は水を飲んだり、日常的に使用することはできなくなりました。また、川が濁っており、変形した魚や死んだ魚が見つかったことが報告されています。 ...さらに、地元住民には会社から水問題に関する情報が提供されていません。この意味で、Bian Riverの水質の悪化と、水への影響に関して影響を受けた人々への情報伝達の欠如は、水の権利の侵害に相当します。