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フランス:ウイグル人強制労働問題でユニクロ、ZARAなどの捜査を開始
フランス検察当局は、ユニクロやZARAを展開する法人を含むアパレル4社が中国の少数民族ウイグル人の強制労働によって利益を上げているとの告発を受け、捜査を開始した。司法関係者が7月1日明らかにした。
これら多国籍企業が人道に対する罪に加担しているとの告発に対して、パリにあるテロ対策検察当局が調べを進めている。[...]
今回の捜査は、腐敗防止に取り組むフランスNGO Sherpa、アパレル労働NGO Clean Clothes Campaignのフランス支部、ウイグル欧州学会(Uighur Institute of Europe)と、中国新疆の収容所に拘束された経験を持つウイグル人女性が今年4月に起こした申し立てに基づくものである。
NGOらは、ZARAをはじめとするトップブランドを展開するスペインのInditex、ユニクロ、フランスのSMCP、フットウェアブランドのスケッチャーズが新疆産の綿花を使用していると訴えていた。[...]
Inditexは、新疆産の綿花を使用しているとの主張に強く反論。
「当社では、厳格なトレーサビリティ管理を行っており、告発されているような事実はないことを確認した」と同社の担当者はAFPの取材に答えた。[...]
SMCPは新疆に複数の工場を持つ企業の株主であると伝えられているが、同社はその疑惑を否定し、捜査に協力すると話している。