ストーリー
メキシコ:パナソニック・レイノサ工場の労働者のため、米国がUSMCAに基づく3件目の労働権侵害の疑いに対する苦情を申し立て
労働組合SNITISは、USMCA協定の条項に基づき、メキシコのレイノサにあるパナソニックの自動車部品工場で労働者の権利が侵害された疑いで、米国の労働当局に調査を要請した。
SNITISによると、同社は2020年、労働者が気づかないうちに組合契約を結び、数十人の従業員を解雇し、協定に違反した疑いがあるという。パナソニックは両疑惑を否定した。
キャサリン・タイ米通商代表はメキシコのタチアナ・クルティエ経済相への書簡で、「パナソニック・オートモーティブ・システムズの労働者が、USMCA違反となる結社の自由と団体交渉の権利を否定されていることを懸念している」と述べた。
労働当局はメキシコ政府に対し、パナソニック自動車部品工場の労働者が権利を否定されているかどうかを調査するため、10日間の期限を設けた。