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ロシア:三井物産と三菱商事は、事業の不透明感が増しているとして、サハリン2のエネルギープロジェクトに出資する株式を減額
[Mitsui, M'bishi cut value of stakes in Sakhalin 2 energy project] 2022年8月2日
[ 英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
日本の大手商社である三井物産と三菱商事は、ロシア極東にあるサハリン2の石油・天然ガスプロジェクトについて、事業の不透明感が増しているとして、出資額を合わせて2177億円(17億ドル)引き下げたと、火曜日に発表した。
ロシアのプーチン大統領が6月下旬、新事業会社の設立によりプロジェクトの主導権を握る政令に署名したことを受け、三井物産は1366億円、三菱商事は811億円の投資額削減を行った。
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日本企業2社の純資産は減少するが、損益への影響はないとしている。
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ロシアのウクライナ侵攻を受け、両者は3月までの事業年度ですでに合計約940億円の資産価値の削減を実施していた。
このエネルギープロジェクトには、三井物産が12.5%、三菱商事が10%の株式を保有している。
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三井物産の重田哲也最高財務責任者(CFO)は、「日本政府およびプロジェクトパートナーと協議の上、適切に対処していく」と述べた。
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