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記事

2021年6月13日

著者:
Jevans Nyabiage, South China Morning Post (Hong Kong)

中国 :ICBCチーフエコノミストが発表 「石炭融資の段階的撤退に向けたロードマップとタイムラインの策定」へ

[Is Chinese bank ICBC’s coal exit a power move for a greener belt and road?] 2021年7月29日

[ 英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター ]

5月29日に北京で開催された「国際金融フォーラム春季大会」で、ICBCのチーフエコノミストである周月秋氏は、「石炭融資を段階的に撤退するためのロードマップとスケジュールを確立する」と重要な発表を行なった。

中国最大の資産規模を誇る銀行であり、世界で最も石炭を支持している銀行のひとつであるICBCは、中国の金融機関が国内外からの厳しい圧力にさらされている中、中国の大手金融機関としては初めて、このような計画にコミットすることになる。

[...]

例えば、2019年にケニアの裁判所は、ラム島に建設される20億米ドルの石炭火力発電所がユネスコの世界遺産を危険にさらすと活動家が主張したため、建設の中止を命じた。12億米ドルの資金を提供していたICBCは、その後、この取引から撤退した。同様に、ICBCが20%の株式を保有する南アフリカのスタンダード・バンクも、活動家が金融機関にプロジェクトから撤退するよう圧力をかける中、撤退した。 [...]

しかし、ICBCが真っ先に石炭への融資を中止したことに驚きはなかった。バクスター氏は、ICBCは中国の銀行の中で最も国際的な銀行であり、世界中に資産を持ち、他の銀行にも大きな出資をしていると述べた。ICBCは、気候関連の財務情報開示に関するタスクフォース(TCFD)や、一帯一路への投資をグリーン化するためのグリーン投資原則に加盟している。[...]

Part of the following timelines

China's commitment to phase out overseas coal investment

Kenya: Lamu Coal Power Plant