日本:Fair Finance Guide、2021年版スコアを発表 銀行と保険融資方針の社会・環境性を評価
「農林中金・第一生命が格付け初のトップに! 2021年版スコアを発表」2020年12月8日
2020年12月9日、Fair Finance Guide日本版の最新スコアを公表し、農林中金・第一生命らが格付けトップになりました。特に金融機関としての気候変動対策が評価されスコアの改善が見られましたが、同じ基準で格付けをする欧州の金融機関は5ヵ国平均で6.1点となっており、依然大幅な遅れをとっています。
銀行グループのスコア結果については、三菱UFJ、みずほ、三井住友トラストはいずれも僅差で迫りましたが、農林中金は投融資方針をより明確に開示していたために首位となりました。保険会社については、第一生命は国連グローバル・コンパクトやOECD多国籍企業行動指針を投融資方針に適用したことでスコアが大幅に上がっています。これら国際基準に加えて日本政府による「ビジネスと人権に関する行動計画(NAP)」を投融資方針に適用している点も評価へとつながりました……