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日本医労連と全国医師ユニオンが、医師の「働き方改革」が改悪だとして厚労省に働き方改革の真の実行を求める
[医師の「働き方改革」は“改悪”? 長時間労働「医療過誤の原因に関係」8割以上が回答…日本医労連ら厚労省に改善要請] 2024年10月27日
今年4月から政府が医師についても進める「働き方改革」は、時間外労働を年間1860時間まで認めるなどむしろ改革に逆行した“改悪”であるとして、日本医療労働組合連合会と全国医師ユニオンの代表ら4人が [...]、東京・霞が関の厚生労働省を訪れ、武見敬三厚生労働大臣宛てに働き方改革の真の実行を求める要請書を提出。その後、都内で記者会見を開き、医師の増員など抜本的な改革の必要性を訴えた。
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時間外・休日の労働時間が上限規制である年960時間をやむを得ず超えてしまう場合に、都道府県が、地域の医療提供体制に照らし、その上限を年1860時間まで引き延ばせる枠組みも設けられた。メディアは、現状について「勤務医の24%が超過労働(を強いられている)」(日本経済新聞9月3日付)と伝えている。
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長時間労働が強いられている原因として、労働時間とはみなされない労働基準監督署が出す“宿日直勤務”の許可が乱発されていることや、自己研さんの拡大解釈が横行していることなどを挙げた。
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年間最大1860時間の残業(時間外労働)はほかの国ではまずあり得ない。合法的に過労死を認定している森田進氏、日本医療労働組合連合会 中央副執行委員長