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日本製半導体が制裁をかいくぐって第三国経由でロシア入り 日経の新調査で判明
[Japan-made semiconductors skirt sanctions to enter Russia] 2023年6月19日
[ 英文和訳:ビジネスと人権リソースセンター]
日本経済新聞社の調査によると、日本のメーカーが製造した半導体は、ロシアがウクライナに侵攻した後でも、ロシアに流入している。取引の大半は中国などの第三国を経由しており、直接輸出を規制する日本の法律では半導体チップの流れを止めることはできない。 間接的な物の流れを止め、制裁をより効果的にするための追加措置が必要である。
2022年3月、日本は米国の制裁に同調し、国産半導体の輸出を制限した。製品の性能などに応じて段階的に実施されたが、「(一般的な半導体は)最初から規制の対象だった」(経済産業省関係者)という。
日経は、インドの調査会社Export Geniusからロシアの税関データを入手し、2022年2月24日から2023年3月31日までの輸入記録を調査した。5万ドル以上の取引を分析したところ、日本メーカーが関与した半導体の取引は少なくとも89件あった。取引には少なくとも200万個が含まれ、合計で約1100万ドルの価値があった。出荷額の70%以上を香港を含む中国が占め、次いで韓国、トルコと続く。
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