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日本:関西生コン事件訴訟の口頭弁論で、原告は業界・警察・検察による組合つぶしだと批判
[「たった一度のビラまきで逮捕」 関西生コン事件訴訟の原告側が冤罪と訴える「警察と検察の組合つぶし」] 2024年7月15日
[記事の紹介文:ビジネスと人権リソースセンター]
2018年以降、「全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(関生支部)」の組合員が逮捕、起訴された問題で、一連の捜査が団結権を侵害し、恣意的な拘禁に当たるなどとして国家賠償を求めた訴訟の口頭弁論が東京地裁で行われた。
組合員は、工事現場で業者の法令違反を指摘する「コンプライアンス活動」の一環でビラを配布したことで逮捕され、恐喝未遂罪で起訴されるなどした。 原告の一人は、「この事件は生コン業界と警察・検察が一体となった組合つぶしだ」と話した。国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会とも面会している。
被告である国、京都府、滋賀県、和歌山県はいずれも勾留や取り調べの違法性を否定している。