液化天然ガスプロジェクトへの資金提供に関するみずほフィナンシャルグループの回答
2024 年 10 月 31 日
ご照会の件について、以下の通り回答いたします。
守秘義務の観点から個別取引の内容に関わる質問については、回答を差し控えさせて頂きます。
〈みずほ〉は、石油・ガスについて、2050 年ネットゼロに向けて石油・ガス需要の段階的な転換が不 可欠であると認識するとともに、脱炭素化に向けた取り組みをエネルギー安定供給確保及びエネルギー 価格の経済性・安定性と両立させることが重要であるという考えのもと、秩序ある移行を重視していま す。かかる中、国際合意やエネルギー需給、各国政策等も踏まえて改めて方針を検証し、エネルギー安定 供給の重要性も踏まえ、石油・ガス採掘事業に対する新規の投融資等について、一律的な禁止は行わない こととしています。〈みずほ〉は石油・ガス採掘事業を資金使途とする新規の投融資等の際に、温室効果 ガス排出削減対策の十分性、エネルギー安定供給や脱炭素に向けた各国政策との整合性、事業者の移行 戦略・移行に向けた対応状況等を検証したうえで取引について判断しております。
24 年 10 月には石油・ガスセクターにおける投融資を通じた GHG 排出削減中期目標の改定を行い、新 たに、ガス液化と石油精製を主たる事業とする企業・プロジェクトの Scope1・2 を、目標の対象に追加 しました。
また、〈みずほ〉が大規模な開発や建設を伴うプロジェクトに参加する場合には「エクエーター原則」 を適用。環境・社会に対する負の影響の発生が想定される企業・案件への投融資については「環境・社会 に配慮した投融資の取組方針」を制定、運用しております。
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